18

あの震災からまる6年、今年は7年目になります。あの年に生まれた子供が、
小学校に入学します。この間、あちこちの高台には、新しい家が立ち並ぶ
ようになりました。県内最大規模といわれる災害公営住宅での生活もスター
ト。瓦礫で埋め尽くされた場所はかさ上げされ、現在は商業地の建設が始
まっています。復興は徐々に進んでいるように映りますが、6年経っても街
はできません。あと何年かかるのか分かりません。工事関係者の往来は徐々
に少なくなっています。ボランティアで訪れる人もまばらになりました。
頑張ろうという気持ちを奮い立たせるものも、年ごとに減ってきてしまい
ます。でも、工房は4年経った今でも、声をかけて下さる方、ツアーでお

2016年は国内外で次から次へといろいろなことが起こ
り、めまぐるしい1年でした。早送りのフィルムを見て
いるようだったのが、いつの間にか自分もその中に巻き
込まれ流され、気がつけばとても大事な事のはずなのに
忘れかけていることの何と多いことでしょう。世の中の
動きについて行けないのはトシのせいもあるのでしょう
けれど・・・。さて、激変する世間とは対照的にショップ
は相変わらずゆったり、のんびりの空間です。「ネパリ
の商品には本当に癒やされるわ」とおっしゃるお客様が
たくさんいらっしゃいます。それはたぶん、今なお厳し
い状況の中でも丁寧に想いを込めて作られる「本物のも
つ力」。その想いもどうぞ受け取ってください。忘れず
に・・・と願いながら日々接客しています。

ネパリ・バザーロ パートタイムスタッフ 岡真理子

ネパリ・バザーロ パートタイムスタッフ 西山庭子

ネパリで働きはじめて1年半が経ちました。ただいま私
は、チビを寝かしつけ、なぜかマダガスカルへ行くパー
トナーを見送り、もう本当に最終締切ですと念を押され
たこの文章を書き始めたところです(すみません!)。
昨年からうん米の担当をさせて頂くようになり、やはり、
信頼できる生産者の方とつながれること、そしてお客様
に美味しいと喜んで頂けること、その間にいる仕事とい
うのは本当にやりがいのあるものだなと感じています。
なかなか現地に足を運べずにいる私ですが、少しずつ生
産者の方々と直接つながれるようになっていって、皆様
にますます自信を持っておすすめできるようになりたい
なと思います。これからも宜しくお願い致します!

スタッフのひとこと  

2016年の振り返りと2017年の抱負

製油工房『椿のみち』工房長 武田景子

出でいただく方、多くの方々から見守られ、ここにいると、いつも胸があったかくなります。ほっと
できる場所になっています。開所から5年目、あっという間に迎えます。これまでたくさん、人に出
会い、優しさをいっぱいいただきました。人は誰かの支えがあってこそ、安心して生活ができること
を改めて感じています。椿の花は、寒いこの時期に咲き、5か月以上咲き続けてくれます。そのたく
ましさに励まされます。そして皆様から頂いた熱い思いを、心のよりどころとして、今後も横浜事務
所のスタッフと一緒に、歩んで行きたいと思っています。

18