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大地震発生後約1,000世帯を対象に、食糧・衣類支援など様々
な支援を実施して来ました。カトマンズから車で2時間、さら
に険しい山道を徒歩30分。現地の方もほとんど訪ねない奥地
の村です。1番の問題は水です。元々水が乏しい地ではありま
したが、地震で水源が変わってしまい、さらに厳しい状況です。
女性たちは朝5時から、往復1時間かけて川に水を汲みに行
きます。背中に背負ったドコで水がめを運び、一日6往復。命
の源である水ですが、家を建てるのにも水が必要です。村の男
性たちは、土をこねてレンガを作り、交代で家を建てていまし
た。多くの男性は海外に出稼ぎに行っているため労働力が不足
し、建築資材も高騰しています。また地震が起きたら…と思う
ととても不安な作りですが、手に入る資材で自分たちでやるし
かありません。寒い冬を迎えつつあり、またトラが出る地でも
あり、一刻も早い家々の完成が望まれます。

農村部支援

アパガリ、サッティゲル、ラムチェ、

ジャレタール、グジャルパ、タングバル、ゴッティケル

ネパール活動報告≪大地震支援≫

アパガリ教会牧師のギャネシュ
さん。地震直後は被災した村人
40人と共に、教会の敷地内で
テントや小屋で生活していまし
た。自身の家も壊れたので、現
在も一人小屋に住み、教会の仕
事や地域の支援活動をしていま
す。大変な状況にも拘わらず、
とても前向きで明るい様子に、
皆元気づけられています。

井戸掘りを支援しま
す。まず一箇所掘り、
成功したら他数箇所実
施します。井戸掘りに、
人々の希望がかかって
います。

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