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食糧・物資支援を適宜行ってきました。厳しい冬を乗り越え
るため、左記の農村部被災地も含め、お年寄りと夫をなくし
た女性約230名にはジャケットを、子どもたち約500人には
冬服を支援しました。小さな子供には栄養価の高い食糧(粉
末スープ)も配布しました。人々は、砕石や溶接等の仕事を
して生計を立てています。とても厳しい環境にも拘わらず、
山岳地にあった地元の村よりは、道も平坦で暮らしやすく、
学校もあるのでここの方がいいと言う人もいます。できたら
村に帰りたいと思って村を見て来たが、地滑りで崩れてとて
も暮らせる状況ではなかった、もしまた地震があったら…と
肩を落とされている方もいました。政府から一世帯約20万
円の支援金も未だ届かず(2017年2月現在)、先が見えない
のが現状です。訪問の度にたくさんの子どもが生まれていて、
今後家族計画についての講習が必要との声があがっています。

2回目の地震の震源地ドラカ出身のマウンテンTVのロヒット
さんと協力し、困難を乗り越えて成功した人の話や、現在の
被災地の様子をお伝えするラジオ番組を始め、1年間の放送
が終了しました。番組タイトルは「サンバーブ・ツァ(possible!) 
」です。大変好評で、『We can do in Nepal(ネパールでもでき
る!)』というタイトルで本を出版しました。

Nepal

カトマンズ

シリンゲ村

ドラカ

シンドパルチョーク

ラスワ

ヌワコット

ダディン

震源地2 2015/5/12

震源地1 2015/4/25

避難キャンプ

ヌワコット(250世帯)

ラジオ放送大好評!

サンバーブ・ツァ!

8人家族を1人で養
うために、避難キャ
ンプ内に茶屋を開い
ているスリマヤさん。
僅かな土地で野菜を
育て、力強く生きて
いました。

ラスワ   (150世帯)

Possible!

ネパール活動報告≪大地震支援≫